拒食症について語る
あけすけに言葉を発信できる場所が欲しいなーと思って、はてなブログはじめてみました。
面白いことも愚痴もいっぱい書いていけたらいいなーと思います。
まぁ、読んでいて気分の悪くなるようなものは書かないと思います。たぶん。
最初だし、何を書こうかな-。
あ、みんな気になるであろうメンヘラ時代の話でもしますか。
自己紹介では「元」と書いてますが、ぶっちゃけ治ったわけではありません。
治ったのは拒食だけですね。不眠と不安感は変わらずあるので、服薬しています。
テレビでもやってたけど、拒食症は治るとかなりリバウンドします。
私は1年で17キロ落ちて、3年で20キロ増えました。
別に大食らいじゃないし、普通に食べてて、です。すごいですよね。
いや冷静に言ってる場合じゃねーですよ。SサイズがLかLLサイズになったんすよ。
洋服下着総取っ替えですよ。金銭的にも大打撃。
唯一の利点はバストサイズが2つ上がったことですけど、Eカップくらいだと太ってると殆どわからないんですよね。すげぇ悔しい。
巨乳は細くてナンボなんですよ。ここ試験に出ますよたぶん。
拒食になった原因はまぁたくさんあるんですが、主なものとしては母親の束縛罵倒、そして会社の上司のパワハラセクハラからかな?
ダイエットもしていたのもあったとは思うんですが、もう日々体重計乗る度、数値が減っていくのが嬉しくて仕方なかった。
女性ならほとんどわかってくれるんじゃないかなー。どんどん体重が減っていくの、嬉しくないですか?
食事はまったく摂れず、食べられたのはスイカだけ。
夏だったのは幸いでした。まぁ、拒食は一年くらい続いたんだけども。
精神科にはずっと通ってたんですけど、どうにも先生と合わなくて(だって世間話のみの3分診療なんだもんさ)、何度も死にたくなったので適当に理由つけて転院。
この辺めんどくさいことが多々あったので割愛します。機会があったら書きますね。
で、拒食ね。
体重が減るってことは当然見た目もどんどん変わる。それも嬉しかった。
私ベリーダンスやってたんですが、痩せ始めて初めてマトモに自分の姿を見るようになれました。
けど、当然ですが身体にいいわけありません。
ちょっとしたことですぐ体調を崩しぶっ倒れ、毎月のように点滴を受けてました。
それでも細い自分が誇らしかったし、嬉しかった。ちょっと体調崩すくらいなんでもないと思ってました。
でも、何度目かに倒れたとき、ふと「死」が脳裏をよぎりました。
毎月のように点滴を受け、毎日身体は調子が悪い。めまいは日常茶飯事だし、パソコンの画面を見続けることも辛い。元々薄い爪は毎日割れる。
精神科の先生には、「このままだと脳みそが縮んでしまうよ」と言われる。
その上髪の毛がごっそり抜け出したんです。
かなり髪が長かったので、もうその様子と言ったらホラーでしかないんですよ!
排水溝とか、もうほんとホラー映画のアレです。白い服の女が浮かんでるようなアレです。
そこではじめて、「ああ私、このままだとゆるゆると死に向かっているな」と思いました。
気付くのおっせーよ!! と今ならツッコめますが、当時はとにかく精神がおかしいことになってたので、そんなことにも気づけなかったんですね。
そこからはできるだけ栄養価の高いものを食べるようにしました。
たとえばですけど、高カロリーのゼリー飲料とか、プリンとか。
食べられるようになったきっかけは精神病院に入院したおかげなんですが、これもまた話すと長くなるので今回は割愛。
ともかくまぁ、そうやって少しずつ食べられるようになっていきました。
私の場合、同時にライターとして仕事を継続的にもらえるようになった時期でもあるので、それで「死にたくない」と思った部分もあると思います。
冷静になってくると今まで見えていなかった部分がだいぶクリアになって、「私が死んだら私が溺愛している愛猫はどうなるんだ」と思うようになりました。
ほら、私若くないので。当時は今よりは若かったですけど、親が高齢なので、下手すると猫より先に逝く可能性もあります。
私は本当に異常なくらい猫を愛しているので、愛猫を残して逝くわけにはいくまい、と強く思ったわけです。
それで気付いたら、いつのまにか、少しずつ食べられるようになりました。
治って初めて完食できたのは、確か大好きなラーメンだったように思います。
あまりに嬉しくて、涙がでそうでした。
友達に聞いた話、ダイエットのために拒食症になりたがるひと、すごく多いらしいですけど。
もうね、絶っっっ対止めた方がいいです。
いや気持ちはわかる、わかりますよ。目に見えて体重が減っていく快感は素晴らしいと思う。私はソレを知っている。
でもそれ、心のどこかが壊れてるんですよ。
点滴して入院して、風邪引いて薬もらって、医療費だけでもすげーですよ? 大出費よ?
精神病院の入院って軽く考えてたけど、本気で脱走したくなりましたからね?
っていうか、拒食症なんてなりたくてなるもんじゃないし。
「どうやったら拒食症になれる?」なんて無邪気な顔して聞かれたら、私だって殺意沸くかもしれないですよ。
あれ、本当にゆるゆる自殺してるようなものですからね?
環境最悪だったから、「なってしまった」んですからね?
そして治ったら治ったで、リバウンド。これは仕方ないとはいえ、精神的にキツかったなぁ。だってSサイズがLLサイズ。元より太ってるんだもの。
でも、太ってから点滴は受けていません。健康ってそういうことですわ。
今はホットヨガとエステに通って、地味~にダイエットしてますが、そりゃ拒食時代と比べたら体重の減りはめちゃくちゃ遅いです。
でもね、そういう地道なダイエットしていく方がいいですよ。
なにごとも簡単にできることって、必ず何かしらのリスクがあるわけなので。
特に若い子は痩せたい願望強いと思いますけど、若いからこそそんな方法止めた方がいい。
脳みそ縮むって言われたとき、それってどんなだよと思いましたけど、調べたら「認知症」になっちゃうリスクがあるらしいんですよ!!
嫌でしょ、そんなの。ダイエットのために拒食症になって、あげく認知症にもなっちゃうなんて。
まぁ私の経験からくる意見はそんな感じです。
でも女性って本当に痩せたがるけど、本当に太ってる人って実は案外少ないからね。
病気が出るほど太ってたら問題だけど、今日もご飯がオイシイでもいいじゃないですか。
ダイエットするなら、地味~に頑張りましょ。
……脂肪吸引とか脂肪溶解注射はどうだろうとか思っちゃだめですよ。私ちょっと惹かれてるけど(笑)
そんな感じで、初回からとばしちゃった感ありますが、何かの参考になれば幸いです。